動画や音楽配信などでサブスクリプションサービス(サブスク)ですが、自動車業界にもサブスクのサービスが増えてきました。
しかし、車には昔からカーリースやレンタカー等のサービスがあります。
自動車のサブスクリプションは金額が大きいことや、メンテナンス事情で利用する前
にチェックしておくべきポイントがあります。
それぞれの仕組やメリットとデメリットを、車屋の私が解説していきますので是非最後までご覧ください。
サブスクリプション(サブスク)とは?
サブスクとは、サブスクリプション(subscription)の略で、商品やサービスを年間や月額課金で契約することです。
音楽配信や動画配信などのネット系は月額○○円で、聞き放題!見放題と歌っており、定額契約でサービスを提供するのでサブスクリプションサービスになります。
サブスクの代表例がAmazonプライム会員です。月額500円か年額4,900円で配送料が無料、日時指定便やお急ぎ便の利用も無料になり、他にも映画やドラマ、アニメが見放題の「Prime Video」「Prime Music」などのサービスが利用できるようになります。
音楽や動画配信はサブスクの期間が終了すると自動的に配信がストップされます。
サブスクリプションには、通常販売では対応できない、常に新しいバージョンに更新してサービスを利用できるメリットがあります。
初期費用が安く済む「サブスク」ですが、ゲームアプリ、ファッション、車や住宅までサブスク型サービスが普及しています。
車のサブスクリプション
クルマのサブスクのは、たとえ新車であっても頭金や初期費用不要の月額制で乗ることができます。
ローンで新車購入でも同じ内容じゃないかと思うかもしれませんが、サブスクの場合は「自動車税」「車検費用」などの諸費用も定額料金に含まれています。
また、オイル交換やバッテリー交換などの定期的に交換が必要な「整備費用」1年点検などの「点検費用」を含んだオプションサービスもあります。
サブスクであれば、車検や自動車税などの大きな出費を抑えられるのがポイントです。
サブスクリプションとリースの違い
人気の定額制サブスクですが、車には昔からリース契約が存在します。
サブスクリプションは、一定期間サービスや物に対して、権利を提供することです。リース契約は、月々の料金を支払うことで長期間レンタルできるサービスです。
また、リース料が経費扱いになり、節税対策になるので法人向けのイメージがあります。
定額という意味ではサブスクもリースも同じですが、リースでは自動車保険を含むことが出来ません。
しかし、現在は個人向けのカーリースも存在し、オプションもそれぞれ多様化しているので、サブスクとリースの違いは、ほとんどなくなりイメージの違いだけになりました。
メリットとデメリット
サブスクリプションのメリットとデメリットを比較してみましょう。
メリット
- 税金、保険、メンテンナンス料をワンパッケージ化
- 契約期間は3年で、契約満了後は新しい車に乗り換えるか、返却するだけ
- 残価設定分のみに対してローンを組むので月々の支払額が安く設定できる
- 経費として費用を計上できるので節税になる
- オンライン上で見積もりするので、来店不要
サブスクの1番のメリットは何といっても、車の固定費を抑えられることです。自動車税、車検代等の大きな出費はローンの支払いに含まれます。
ローンも残価設定の支払いになり、総額を低く設定できるので月々の支払いを余裕が出来ます。
またwebで「料金シミュレーション」「見積り」「契約」を結ぶので、わざわざお店に出向く必要もないため、時間の節約になります。
残価設定(残クレ)とは
最近よく耳にする残価設定型ローンとは、車両には購入した車を数年後に下取りとして出した場合の価値を決め、下取り金額を残価として差し引きます。
ローン完了時に・車を返却する・新たに車を乗り換える・現在の車を買い取る事も可能です。(買い取る場合は、一括払いか再度ローンを組むことが出来ます。)
車両本体価格500万円のクルマを残価設定でローンを組んだ場合、5年後の下取り金額を300万円だと仮定します。
500万円から300万円の下取り価格を引いた金額をローン払いになるので、総額200万円のローンを5年で支払う事になります。
500万円のローンを5年で支払うと単純計算で1年に100万円支払うことになりますが、残価設定で5年払いの場合は、1年で30万円の支払いになります。
デメリット
- 車両を借りる立場なので自分の名義にはならない
- 車両の改造などは出来ない(返却時に元に戻すのであればグレーゾーン)
- キズや汚れが付くと査定が下がり追加清算が必要になる場合がある
- 走行距離に制限がある
サブスクの1番のデメリットは車両はレンタル扱いになるので自分の所有物にはなりません。
また、形式的に借り物なので改造は出来ません。また過走行や傷などの車両の価値を下げてしまうと、設定していた下取り価格が下がり、その分を追加料金で補う必要があるので注意が必要です。
また不人気車両や外車は、車両価値が下がりやすく下取り金額が下がる傾向にあるためオススメ出来ません。
サブスクリプションに合ってる人
サブスクリプション方式は残価設定ローンを組むので、月々の支払いを少なくし、支払額を抑えられるので、少しでも支払いを抑えたい人にはオススメです。
さらに、頭金がなかったり、突発的な出費を抑えたい場合や、税金の支払いや車検など面倒を省き時間を節約したい人にもオススメです。
逆にサブスクをオススメできない人は車の改造が好きな人、自分の名義で乗りたい方は、サブスクを利用しないほうが良いでしょう。
オススメのサブスクリプリョンサービス
私が色々調べた中でオススメなのが、ナイル株式会社のおトクにマイカー 定額カルモくんです。
車を持つなら貯金ゼロでもマイカー持てる 定額カルモくん
せっかく新車を購入するなら出所がはっきりしている正規ディーラー車の方がいいですよね!
中古車の業者オークションには、未登録の新車やほぼ新品に近い中古車も出回っているので注意が必要です。悪徳な販売店の場合、新車に近い状態の中古車を仕入れて販売する業者もいるので注意してください。
定額カルモ君の取り扱い車両は、オリックス自動車との提携車両なので、正規ディーラー車両になるので安心です。
他にもwebサイトでの「料金シミュレーション」、契約期間が1年~11年の1年単位で幅広く選べたり、走行距離の上限を「乗り放題オプション」の追加で制限解除できるのも魅力的だと思います。
どこからお申込すればよいか教えてください
「乗り放題オプション」とはなんですか
ご契約のお車をご返却頂く場合は、1ヶ月あたりの平均走行距離が1,500kmを上限とさせて頂いております。
長距離走る方には、⾛⾏距離制限が無くなり、さらに契約期間満了時に追加料金0円で乗っていた車両をもらう選択が可能になる「乗り放題オプション」(月額500円税抜)をおすすめしております。
まとめ
出費を抑えながら新車を購入できるサブスクサービスですが、走行距離が少ない、キズが付きにくい環境など条件に当てはまらなければ損してしまいます。
しかし、オプションサービスを駆使すればデメリットを解消する事も可能です。
また、手が届きにくい高額車両でもサブスクであれば、車検や税金など突発的な出費を抑え、月々の支払いを一定額に設定してクルマを所有出来るのでオススメです。
もしあなたが今、クルマの購入を検討しているのであればサブスク(サブスクリプション)での購入も検討してみてはいかがでしょうか。